賞与とインセンティブ、どっちがいい?自分に合った制度の会社を選ぼう!

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どうも!
こだっちです!

就活をしていたり、仕事をしていると「インセンティブ」「賞与」「年棒制」といったお金に関する仕組みが気になるところだと思います!

言葉の意味は分かるけど、「どれがいいのか分からない」「そもそも優劣がつけられるものなの?」といった疑問があると思います。

私自身社会人として働き出し、とある会社で給与形態の変化が起きたのですが、ちゃんと裏事情があって「まじか⋯!」という経験をしたことがあり、しっかりとこれらの制度については理解しておかなければいけないと感じています。

そこで今回は、そんな怖い給与形態について、事実と経験をもとにどの仕組みが一番良いのかをお伝えしていきたいと思います!

結論:賞与制度のある大手企業か、支払い実績のある成果主義の企業へ!

まず結論からお伝えしていくと、安定志向の人には賞与制度のある大手企業バリバリ自分の成果によって給料を上げていきたい人は支払い実績のある成果主義(インセンティブ制/年棒制)の企業がおすすめです!

万人受けする企業はないと思いますので、自分のタイプに合った制度が何なのかが分かってもらえればと思います。

それでは、なぜこう考えるのか、少しずつ見ていってもらえればと思います!

賞与制度とは?

まずは一番皆さんに馴染みのある賞与制度から見ていきましょう!
賞与制度についてあるサイトを参考にすると以下のような情報が出てきました。

賞与制度とは「賞与を支払うルールを定める制度」で、人事考課制度と共に制度作りをご支援しています。

賞与は一般的に夏と冬の2回支払い、決算状況によっては一時金である決算賞与を支払う会社もあるようです。

また「給与の○ヶ月分」という賞与制度(基本給連動型賞与)を導入している企業も多いようです。

独立支援制度ドットコム

ざっくり言ってしまえば、基本的に年2回支給される企業からのボーナスのことですね。

もちろん金額や賞与支払いのタイミング、回数に差はあるものの、今の日本の会社で主流と言える制度ではないでしょうか。

賞与について多くの企業では「業績によっては支給しない時もある」という決まりにしているところが多く、もらえないこともあるのは事実ですが、それでも普段のお給料に加えてお金が貰えるのは嬉しいですよね!

賞与はいいものってわけでもない?

一昔前であれば、日本の景気は右肩上がりだったため、毎年決まったタイミングで自分の働きとは関係なく賞与が配られ、更に企業の業績が上がる分支給額も増えていく、という好循環であったと思われます。
(私ももう少し前に働いていたかった⋯かもしれない。笑)

しかし、日本は今誰が見ても分かるくらいの不景気。
賞与額が何もしなくても上がっていく、という会社ばかりではないことは認識しておきましょう。

また、既に述べたように業績の悪化している企業や伸び悩んでいる企業は賞与を支払わないという選択をすることもできます。
必ず貰えるものではない、ということもしっかりと理解しておきましょう!

インセンティブ制度とは?

続いてはインセンティブ制度です!
ベンチャー企業等によく取り入れられている制度がインセンティブ制度になります!

インセンティブ制度とは、従業員を仕事に対して動機づけていくために個人のモチベーションを高め、持続させるためのシステムのことを指します。

インセンティブは会社の定めた目標に対しての達成率によって金銭的な報酬が支払われたり、非金銭的な報酬が与えられたりするもので、個人によってその内容に差がでます。また、一部の従業員だけに与えられるなど、全従業員を対象にしないケースも多くあります。

インセンティブ制度のメリット・デメリットとは?

必ずしも金銭的な報酬であるとは限りませんが、個人の成果や目標に対する達成率に対して報酬の大きさが決まる仕組みがインセンティブ制度になります!

やればやるだけ稼げる!

インセンティブ制度のメリットは何といっても頑張り次第で稼いだり評価してもらうことができるということでしょう!

自分が頑張った分だけ見返りがあるというのは、仕事のモチベーションを保つ上でも重要になってきます。

もちろん全員が稼げるというわけではありませんが、現代の成果主義の風潮を捉えた制度であると言えると思います。

インセンティブ制度は不明瞭なことも多い

逆にデメリットとしては、自分がどのくらいの報酬を貰えるかどうかが事前に分かりにくいことです。

企業の採用HPを見たり、就活サイトや転職サイトを見ても、どんな評価の人はどんな報酬を貰っているのか完全に把握することは非常に困難です。
企業が例として表に出すのは基本的に結果の出ている人材の内容ですので、上から下まで把握するというのはかなり難しいですよね。

また、稼ごうと思ってインセンティブを求めて入社したらその金額がどれだけ頑張っても雀の涙ほどにしかならない、なんてこともあります。
私の前職は、インセンティブと言っていたものの、半年に一回一番売り上げを出した営業に10万円支払うのがインセンティブの内容でした⋯(2位以下には何もありません笑)。

年棒制とは?

あまり日本では馴染みはありませんが、年棒制についても理解をしておきましょう!

年俸制とは、1年ごとに給与総額を合意・更改していく給与の決定方法です。

前年度の評価などを基に給与額が決定される年俸制は、成果が給与に反映される「成果主義」と一緒に採用されていることが多いです。

年俸制と月給制は何が違う? 残業代・賞与の有無、メリットなどを転職前にチェック!

外資系企業等に多い制度であり、インセンティブ制度よりも成果主義の色が濃いのが年棒制になります。

その年の実績によって翌年の給料が決まる、という部分はかなり評価によって給与が変わることが想像できると思います。

ただ、年棒制は年で貰えるお金を毎月分けて貰えるため、インセンティブ制度よりはどのくらい給料が貰えるのか分かりやすかったり、特別給与が少なくなる月がない、というメリットもあります。

海外の企業は年棒制が多い

余談ですが、海外の企業は成果主義が中心ということもあり年棒制を取り入れている企業が多いそうです。

年単位でどのくらい給料を支払うか決められるというところには、確かに少し日本人より豪快な性格が出ているのかもしれませんね。

安定が欲しいなら賞与制度のある「大手企業」へ!

さて、各制度を見てきた皆さんならお分かりかと思いますが、安定志向の人には賞与制度がおすすめです!

理由としては、賞与制度の仕組みを見てきた通り、自分の仕事の成果云々に関わらず一定の報酬が貰えることが決まっているからです。

特に大手企業はその金額も大きく、「ボーナス目当てで大手企業にいきたい」という人も多いと良く耳にします。

賞与制度があっても小さな企業はもらえないことも⋯。

そうはいっても、賞与制度を取り入れている企業ならどこでもいい、というわけではありません。

賞与制度とは名ばかりで、実際は支払った実績がほとんどない会社や、貰えて基本給1ヶ月分、なんてこともよくある話です。
特に大手企業とそうでない企業で大きくこの傾向に差は出てしまうでしょう。

賞与制度は、既に述べましたが、会社の売り上げが伸びていない、もしくは安定した基盤がない限り成り立たないものです。

「直近の実績として賞与を支払っているのか」ということには常に目を光らせ、就活や転職活動では、賞与制度があるから安心、なんて考えずに、どのくらいの金額が貰えるのか明確にさせてから判断をするようにしましょう!

実力で稼ぎたいなら年棒制か実績のあるインセンティブ制の企業へ!

「頑張った成果を給与に反映させたい!」「金のためならいくらでも頑張れる!」という人は、高い給与支払いの実績がある年棒制やインセンティブ制度のある企業を探してみてください!

ポイントとなるのは、報酬の支払い実績のある企業を選ぶことです。
インセンティブ制についてご紹介した通り、制度とは名ばかりの企業も実在しているのは事実ですので、本当に自分の望む制度なのかどうか確認する必要があります⋯。

実績は企業の人に聞いてみるのもいいですし、インターネットで調べてみるでもいいと思います。
安易に「インセンティブ制だから」「年棒制だから」高い報酬が貰えるなんて思わずに、ちゃんと情報を集めるようにしましょう!

インセンティブ制から賞与制へ変わる理由とは?

最後に、私が実際に体験した怖い話を…。笑

私の在籍していた会社は事業部によっては雀の涙ほどしか貰えないインセンティブ制度があったのですが、ちょうど私の入社のタイミングで年2回の賞与制度に変わることになりました。

社員の半分くらいの人は「やったー、ラッキー!」と思っていたかもしれませんし、私もそう思っていました。

しかし、これにはちゃんとカラクリが…。

簡単に言うと、同役職の社員の中間層の年収を基に、その年収を14分割して、2回分を賞与に回す、という施策でした。
例を見てみましょう。

例)同じ役職の平均年収が560万円
560÷14=40 → 月給40万円、賞与年2回40万円ずつ

これだけ見るとあまり悪くは見えませんが、重要なのは年収を14分割している点です。

つまり、貰える金額は増えていないということです。
上の例で言うと、元々月給約47万円で年収560万円にだった人が、月給40万円で賞与2回含めて年収560万円になる、というだけの話なのです。

さらに、この金額は社員の中間層の年収に合わせて作られますので、実は今まで稼いでいた人たちは実質的に減給になってしまうんです⋯。
社員の中間層の年収といっても、低めの年収を基準に計算するので、意外と多くの社員の給料が減るんですよね。

ちなみに、この事実は社員が公に知ることはありませんでしたし、最初は「賞与制度に変わります」しか連絡が来ませんでした。
会社の怖いところをみたなーと勉強になりました⋯。

インセンティブ制から賞与制度になるからといって、喜んでいいのかはしっかりと見極めましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

私は稼ぎたくて就活期にインセンティブ制の会社を選んだのですが、企業によって賞与やインセンティブの仕組みは様々です。
「インセンティブと言っても雀の涙ほどしかもらえない⋯」等といった話はよくあるので、企業が社員にどのような仕組みで給与を支払っているのか、しっかりと理解するようにしましょう!

また、自分の性格に合った仕組みの方が満足のいく結果が得られると思いますので、給与形態が自分に合っているかどうか、一度考えてみると良いと思います!

皆さんのお役に立てていれば幸いです!
以上、こだっちでした!

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