スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホームの感想&考察！歴代映画の中で最高の作品だった！

2022年1月7日(金)に映画「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」が公開されましたね！
映画を観た方は誰もが感じたと思うのですが、最高の映画だったと思います！

映画の予告から衝撃的な作品になることは間違いないと予想していましたが、ここまでとは⋯！
2022年はこの映画を観れただけで十分だ⋯と思ってしまいました。笑

そんな映画「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」について、映画の内容はどのような内容だったかまとめるとともに、今回の映画の内容が今後のMARVEL映画にどのような影響を及ぼしてくるのかを徹底的に考察していきたいと思います！

（『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』に続くMCU映画『ドクター・ストレンジ：マルチバース・オブ・マッドネス』の予習についてはこちら）

「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじ&感想

「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」は映画史に残る伝説の映画であると断言できます！
その映画について、まずは映画のあらすじと感想を書いていきたいと思います！

スパイダーマンへの中傷騒動から大学進学が難航

「スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム」の終わりで主人公であるスパイダーマンことピーター・パーカー（トム・ホランド）は自身の正体をばらされるとともに、敵（ヴィラン）の策略によって「ヒーローを殺害した」という悪役に仕立て上げられます。

最終的には弁護士の協力で証拠不十分でピーターは起訴されなくなりましたが、一度騒ぎになってしまったため世間にピーターがスパイダーマンということがばれていることに変わりはありません。
ピーターはもちろん、ピーターに関わっている多くの人に支障が生じ始めます。

ちなみにこの時弁護士として登場したのが「デアデビル」でおなじみのマット・マードック（チャーリー・コックス）！
2021年末に「デアデビル」がMCU入りすることは発表されていましたが、ここで登場するとは⋯！
会場では「おお⋯！」とどよめきが上がっておりとても面白かったです。笑

話を戻すと、特に恋人であるMJ（ミシェル・ジョーンズ）や親友のネッド・リーズ（ジェイコブ・バタロン）はピーターと共に大学進学への道が閉ざされてしまいます。

ピーターは悩んだ末、ドクター・ストレンジ（ベネディクト・カンバーバッチ）に魔法で「世界中の人から自分がスパイダーマンである」という記憶を消してもらうための呪文を実行してもらいます。

ドクター・ストレンジの呪文が失敗！

ドクター・ストレンジが実行しようとした呪文は世界の全員からピーターがスパイダーマンであるという記憶を削除するものであったため、ピーターは「自分のことを元々知っていた人々の記憶からは消さないで欲しい」と呪文の実行中に懇願します。
結果、集中力がそがれたドクター・ストレンジは呪文に失敗してしまいます。
被害を最小限に抑え、呪文を封じるボックスの中に入れられたものの、別ユニバースからスパイダーマンを知るヴィランを呼び寄せてしまいます。

最初に登場したのは予告から反響がすごかったドクター・オクトパス！
登場と同時にスパイダーマンとの激しい戦闘を繰り広げました！
特にドクター・オクトパスの長い4本のアームとスパイダーマンのアイアン・スパイダー・スーツの4本の脚を使った戦闘は大迫力でしたね！
息つく間もなかったです⋯。

その後、ドクター・オクトパスがアイアン・スパイダー・スーツのナノテクを取り入れたことによりピーターの顔が割れ、ドクター・オクトパスは自身が思っていたのとは違うスパイダーマンと闘っていたことに気づきます。
同時にスパイダーマンがアームの主導権を握り、ドクター・オクトパスの制圧に成功します。

しかしその後グリーン・ゴブリンが登場し、スパイダーマンは再び襲われそうになりますが、ドクター・ストレンジによってサンクタムの地下へ移動。
そこには「アメイジングスパイダーマン」で登場したリザードの姿が⋯！
スパイダーマンのことを知る別ユニバースのヴィランが複数この世界にやってきた可能性があることを知ります。

このシーンではシリアスな展開ながらドクター・ストレンジとドクター・オクトパスがテンポの良い掛け合いで笑いも生まれていました。
全員真面目に話しているのに、観ている側からすると話している内容がめちゃくちゃ面白かったです。

スパイダーマン VS. ドクター・ストレンジ

スパイダーマンはドクター・ストレンジに言われヴィランを元の世界に帰すためにヴィランの捜索を行います。
結果、MJやネッドの協力を経てエレクトロ（ジェイミー・フォックス）とサンドマン（トーマス・ヘイデン・チャーチ）、さらにピーターの叔母であるメイ（マリサ・トメイ）によってグリーン・ゴブリンであるノーマン・オズボーン（ウィレム・デフォー）を集めることに成功します。

ドクター・ストレンジはすぐに全員を元の世界に帰そうとしますが、ピーターはこの先スパイダーマンとの戦闘で死んでしまうヴィランが何人かいることを知り、彼らを治療してから元の世界に帰せないかとドクター・ストレンジに尋ねます。
ピーターはボランティア活動など「正しい行い」を行ってきたメイおばさんに彼らのためになることをしてあげて欲しいと言われており、その思いが響いていたようです。

ドクター・ストレンジはもちろんこれを却下。
結果的にスパイダーマンとドクター・ストレンジは対峙し、ドクター・ストレンジによるミラーディメンションでの戦闘に入ります。
これまた大迫力のシーンばかりでした！

ドクター・ストレンジ有利かと思いましたが、スパイダーマンはとても頭がいいため、数学の力を使ってドクター・ストレンジの力も利用しドクターストレンジから呪文の入ったボックスを回収するとともに、ドクター・ストレンジをミラーディメンションに封じることに成功します。

ヴィランを治療しようとするが⋯

ピーターはハッピーの隠れ家にあるスターク製のハイテク機械を使い、集まったヴィラン達を元の普通の人間に戻すための機械や薬を作り始めます。
最初に治ったのがドクター・オクトパスで、そこからはピーターに協力的になりました。
やはり、今回の映画でドクター・オクトパスはピーターの味方になってくれましたね！

全員を治す算段をつけ、無事に終わりそう⋯と思ったのも束の間、なんとノーマン・オズボーンの中にいたグリーン・ゴブリンが再び現れ、場は混乱状態に。
エレクトロやサンドマン、リザードも混乱に乗じて逃げ出してしまいます。
この時エレクトロはアークリアクターを手に入れていました⋯！
電気を使えるヴィランがそんな強い力を手に入れてしまったのか⋯と、観ていた際には愕然としてしまいました。

スパイダーマンはグリーン・ゴブリンと対峙し、激しい戦闘を繰り広げたものの、最後はカボチャ爆弾とグライダーを呼んだグリーン・ゴブリンに逃げられてしまいます。
その際、グライダーによってメイおばさんが攻撃され、メイは命を落としました。
スパイダーマン作品では毎回ピーターを育ててきた人が亡くなりますが、まさかメイが死ぬとは思っておらず、衝撃を受けました⋯！
メイが最後にピーターに残した「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉が忘れられません。

窮地に登場した「スパイダーマン」！

メイを失い、責任を感じると共にグリーン・ゴブリンへの復讐に駆られるピーターの下に登場したのは、なんとトビー・マグワイヤとアンドリュー・ガーフィールドが演じるスパイダーマン！
ネッドがドクター・ストレンジから奪ったスリングリングを使って呼び出すことに成功したのです。
まさかのネッドがスリングリングを使えるという面白い展開に！笑
魔術の才能があるのでしょうか。笑

二人のスパイダーマンの言葉を受け、メイを失ったショックから一度立ち直り、全員で協力してヴィラン達を治療すると共に元の世界に帰そうと試みます。
3人のピーター・パーカーが集結しているシーンは掛け合いがとても面白かったですね。笑

ちなみに今回登場したトビー・マグワイヤとアンドリュー・ガーフィールドが演じるスパイダーマンは、それぞれそれ相応に歳を取っている設定になっていました。
トビー・マグワイヤ演じるスパイダーマンはMJとうまくやっており、アンドリュー・ガーフィールド演じるスパイダーマンはグウェン・ステーシー（エマ・ストーン）を失ったことから一度は非行に走ったものの、スパイダーマンとして活動は続けているようでした。
二人のスパイダーマンのその後に今回の映画では触れており、それもまた見どころになっていると思います。

スパイダーマン連合 VS. ヴィラン連合！

準備ができたスパイダーマン達は、建設途中の新しい自由の女神像の下にエレクトロ、サンドマン、リザードを呼び寄せます。
自由の女神が新しくなっているということにはドラマ「ホークアイ」でエレーナの口からも触れられていましたが、わざわざ触れていたのはもしかしたら「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」のためだったかもしれませんね！

また、このシーンでは予告では動画編集で消されていたスパイダーマン3人が横並びで登場するシーンが描かれており、ファンの度肝を抜いてきました！
3人そろったシーンはただただかっこいい！
このシーンが観れただけでもこの映画を観た甲斐が合ったと思えます。笑

最初こそ息が合わなかったものの、途中から息をぴったり合わせ敵を順に治療することに成功していきます。
途中ではドクター・オクトパスも登場し、スパイダーマン達に協力しました。
根はやっぱりいい人なんですね。笑
治療したヴィラン達とはトビー・マグワイヤとアンドリュー・ガーフィールドが演じるスパイダーマンがそれぞれ自分達の世界のヴィランと話していましたね。
二人の成長を感じることもできました。

また、エレクトロ、サンドマン、リザードの治療が終わったところでドクター・ストレンジも再登場！
怒ってはいましたが、スパイダーマン達の行ったことに感心もしていましたね！笑
またネッドがスリングリングを使えたことに対し感心する様子も面白かったです。笑

ピーターの成長を感じるラスト

ドクター・ストレンジが呪文を実行しようとしますが、グリーン・ゴブリンの攻撃によってその呪文は失敗に終わります。
結果、スパイダーマンを知るあらゆるユニバースが世界に介入してこようとする結果に！
空が割れ、敵が見えるシーンは絶望でしかありませんでしたね⋯。

一方トム・ホランド演じるスパイダーマンはメイを殺したグリーン・ゴブリンと対峙。
一度は立ち直ったものの、やはり目の前に現れると許せない気持ちが抑えきれず、グリーン・ゴブリンを殺そうとします。

そこで止めたのがトビー・マグワイヤ演じるスパイダーマン。
グリーン・ゴブリンにゆかりのある彼が止めたのは、とても感慨深いですね。
最終的にグリーン・ゴブリンも治療することができ、ノーマン・オズボーンに戻すことができました。

全ての闘いを終えたスパイダーマンは、マルチバースにより世界に危機が迫っていることを感じ、スパイダーマンという存在自体をあらゆる人の記憶から消すことを提案し、ドクター・ストレンジがそれを実行します。
これによりマルチバースによる危機は去りましたが、トム・ホランド演じるピーター・パーカーの存在はあらゆる人の記憶から消えてしまいました。
最後にMJとネッドに他人として接するピーターは、満足そうでありながら、寂しい気持ちもぬぐえない、なんとも言えない表情をしていましたね⋯。

最後はピーターが自作のスーツを新しく作り、スパイダーマンとして雪の降る街中を飛び回るシーンで映画は終わりました⋯！
誰もがハッピーエンドのエンディング⋯とまではいきませんが、なんとも素晴らしい映画でした！

「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」から今後の展開を考察！

さて、ながながとあらすじとそれに対する私の感想を書かせていただきましたが、ここからはこれらをふまえて今後のMARVEL映画に関する予想をしていきたいと思います！

なぜ「ドクター・ストレンジ：マルチバース・オブ・マッドネス」ではマルチバースが描かれるのか？

まず、今回の映画のポストクレジットシーンで流れた「ドクター・ストレンジ：マルチバース・オブ・マッドネス」についてです。

「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」のポストクレジットでは、珍しく「ドクターストレンジ：マルチバース・オブ・マッドネス」の予告そのものが流れました！
私は映画館で観るMCUの映画では初めての経験だったので、びっくりして思わず声が出てしまいました。笑

今回の映画ではマルチバースによる被害をドクター・ストレンジとスパイダーマンが協力して止めたわけですが、「ドクター・ストレンジ：マルチバース・オブ・マッドネス」ではどのような経緯でマルチバースになっていくのでしょうか。

考え得る一つの展開としては、今回ドクター・ストレンジが呪文に失敗してしまったせいで次元間で予想以上に影響力のあるゆがみが生じ、防ぎきれなかったマルチバースの影響が今後出てくることが考えられます。
また、今回の一件をふまえてドクター・ストレンジがマルチバースに関する研究をしようとした際に失敗して新たな危機を招く可能性もあると思います。

気になるのは今回の映画ではマルチバースの危機はスパイダーマンの存在を一度消すことで解決されています。
ドクター・ストレンジは今回の危機をどのように記憶しているのか⋯どのようにとらえているのかが気になるところです。
何のために忘却の呪文を使用しようとしたことになっているのか⋯。

「デアデビル」マードックのサプライズ登場！

かねてからMCUに登場する予定だった「デアデビル」のマット・マードックも今回の映画に登場しましたね！
弁護士としてMCUの世界で活躍していることが分かりました。

デアデビルはヒーローでもあり弁護士でもある盲目のスーパーヒーローで、MCU登場は今回が初。
今後の伏線のために登場したと考えられます。

デアデビルがどこで登場するかは分かりませんが、もしかするとマードックは既に登場していた可能性があるんです。
それが2021年11月に公開された映画「エターナルズ」のポストクレジットに声だけで登場した謎の男。
エターナルズのポストクレジットではデインという一人の人間が謎の刀と向き合うシーンで、「本当にいいんですか？」と声をかける謎の人物がいました。（詳しくはこちらの記事を参考）
もしかするとデインとデアデビルが今後この刀を通じて関わる可能性があるかもしれない⋯と思います。

ちなみに、「デアデビル」に関するキャラクターとしては、ドラマ「ホークアイ」に登場したヴィランであるキングピンがいます。
ただ、キングピンはドラマ「ホークアイ」にてマヤに殺されていることが示唆されているので、デアデビルとキングピンの対峙はMCUでは描かれなさそうです。

ヴェノムがMCUに関わってくる！？

エンドクレジットでは、2021年12月に公開されたばかりの「ヴェノム：レッド・ゼア・ビー・カーネイジ」に登場したヴェノムとエディ・ブロック（トム・ハーディ）も登場！
「いよいよMCUにヴェノムが本格的に関わるのか⋯！」と思っていたら、早々に元の世界に帰っていきましたね。笑
12月に公開された映画の伏線があっという間に回収されてしまい、驚きと共に笑ってしまいました。笑
（詳しくはこちらの記事を参考）

しかし、ヴェノムとエディが元の世界に戻る際、ヴェノムの一部が机の上に残っているのが描かれていましたね！
これによりヴェノムがMCUの世界に登場する可能性が出てきました！

スパイダーマンはMCUの世界にいるので、もしかするとこの二人の共演が観れるかもしれません！
そうなればファンとしては絶対に観たい展開になりますよね！

スパイダーマンは今後登場するのか？

最後に、今後スパイダーマンがMCUに登場するのかどうかについてです。

MCUのスパイダーマン作品については、「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」が三部作の三部作目であり、一応完結したことになります。
また、トム・ホランドとMARVELの契約も切れており、現時点では近いうちにスパイダーマンが公開される可能性、また他の作品にスパイダーマンが登場する可能性はほぼないと考えることができます。

ただ、スパイダーマン作品についてはMARVEL社長から気になるコメントが2021年末頃に出されており、絶対に公開されないとは言い切れないと考えられています。

マーベル社長、「スパイダーマン　ノー・ウェイ・ホーム」続編を準備中と明かす

マーベル社長、「スパイダーマン　ノー・ウェイ・ホーム」続編を準備中と明かす

続編が「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」を超える作品ではない可能性はあるにしろ、もしかするとスパイダーマン四作目が公開される可能性は0ではありません。
トム・ホランド演じるスパイダーマンがこれまでとは違った形で登場してくれるかもしれないので、期待していきたいですね！

もしかするとその新作でヴェノムとの対峙が観れかもしれません！
絶対四作目公開して欲しい！