どうも!
こだっちです!
私は最近投資の勉強を始めたのですが、「この言葉の意味が分からない⋯」「財務諸表ってどう見ればいいんだろう⋯」と、いざ勉強を始めたものの、あまり理解が深まっていませんでした。
そこで、投資の勉強の入門になりそうな本を買おうと思い、その際にたまたま書店で目に入ったのが「会計の地図」(著者:近藤哲朗)という本。
「初心者にも優しそうな内容の本だなー」と思って読んでみたのですが、基礎的な内容を分かりやすく説明してくれているため、とても勉強になりました!
そこで今回は、投資の勉強になりそうな「会計の地図」という本について、絶対にここだけは押さえて欲しい内容やこの本から学べることをお伝えしていきたいと思います!
負債があっても成長する企業はいくらでもある
まず、負債があるということが必ずしもマイナスではない、ということです。
企業が負債を抱えていると、何となく安定して経営をしていないように感じる人も多いのではないでしょうか。
お金について知識があまりなければ、そう考えるのも当然ですよね。
負債はそもそも「有利子負債」と「無利子負債」に分けられますが、いわゆる借金に当たるのは「有利子負債」のことになります。
言葉の通り、利子をつけて返さなければいけないお金のことを言います。
「返さなければいけないお金がたくさんあるなら、その企業はやばそう⋯」と、今までは思っていました。
しかし、有利子負債が多い会社の中には、そのお金を使って企業を成長させている企業も多いのです!
例えば、ソフトバンク。
現在有利子負債の額がとんでもないことになっていますが、だからといって不安定な企業ではないですよね。
これは、有利子負債を使って様々な企業を買収し、ソフトバンクグループ自体を成長させているからです。
また、小さな企業でも、銀行からお金を借りて今後の成長に備える、ということもよくありますよね。
このように、負債があることは必ずしもマイナスではなく、これからの成長に必要なお金を集めている場合もある、ということが分かりました!
これが分かると、貸借対照表を見た時に、この会社は今資金を集めて新しい事業にチャレンジしていくつもりだ、といったことが何となく考えられるようになりました!
財務諸表は3つあり、繋がっている
今回学んだこととして大きかったのは、財務諸表として知られる「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」が、「貸借対照表」を中心に繋がっていたことです!
この本を読むまでは、それぞれの財務諸表は別々にしか見ることができないと思っていたので、表同士の繋がりを見つけられていませんでした。
しかし、「会計の地図」のお陰で、「貸借対照表」にある「純資産」の中に「損益計算書」の「利益」があること、また「資産」の中に「キャッシュフロー計算書」の現金が含まれていることを知りました!
これにより、
といったことが何となく分かるようになりました!
企業の決算書が、「会計の地図」に沿って図として見るだけで、ただの数字を並べた表から一変!
その年の企業がどんな活動をしていたか、今までよりも分かるようになりました!
企業の価値を判断するのに役立つ「のれん」
この本の中で筆者が最も伝えたい「のれん」についても学ぶことができました!
皆さんは「のれん」がなんだか分かりますか?
「のれん」というのは、簡単に言ってしまえば企業への期待を数値化したものです。
企業が将来このくらい成長するだろう、という投資家や世間の期待が、金額として表されるのです。
そして、この「のれん」に「純資産」を合わせることで「時価総額」が成立します。
つまり、時価総額は、現在の企業の価値に加えて、「将来この企業はこのくらい成長するだろう」「この企業はこの先社会に欠かせない存在になるだろう」という将来こうなるだろうという期待を含んだ値を表しているのです!
今まで時価総額が何なのかいまいちピンと来ていなかったんですが、今回の本を通じて企業の将来的な期待を含んだ数値であるということが分かりました!
まとめ
いかがだったでしょうか?
投資初心者の私でも、財務諸表を読む際のキーワードを学ぶことができたり、企業の評価に関わる重要用語についてイメージを掴むことができたので、是非投資に興味を持ったタイミングで読んで欲しいと思っています!
また、投資をしていなくても、仕事をして働く以上、自分がどんな社会貢献をしているのかを、会計という絶対値を用いて評価することができるという考え方も、この本を通じて学んでほしいと思います。
自分が今後どう社会と向き合っていくのか、考えるきっかけになるのではないでしょうか。
「会計の地図」は投資初心者向けの本です!
もしまだ勉強を始めたばかりの人や、これから投資について学んでいこうとしている人は、読んでみてください!
以上、こだっちでした!
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