どうも、こだっちです!
最近「ベジミート」という言葉が注目されているのをご存じでしょうか?ベジミートは代替肉の一種で、環境や健康への意識が高い人々に牛肉や豚肉などに代わって選ばれるようになってきた植物由来のお肉です。しかし、ベジミートがどんなものか分かっておらず、味も美味しいのか分からない人も多いと思います。
そこで今回の記事では、ベジミートがどんなお肉か紹介すると共に、美味しいベジミート商品を紹介していきたいと思います!
目次
ベジミートとは?
植物由来のお肉!
一般的にベジミートとは植物性タンパク質で作られたお肉のことを言います。有名なものが大豆で作られたべジミートで、大豆を英語で「ソイ」ということにちなんで「ソイミート」ということも多いです。
もともとは動物由来のお肉を食べたくないベジタリアンやヴィ―ガン向けの商品として注目度は高くありませんでした。しかし、近年環境や健康への配慮から動物由来のお肉を食べる量を減らしたり、全く食べなくなる人が増加しているため、ベジミートの注目度は一気に高まっているのです。
環境への配慮から食べる人も増加!
近年地球温暖化に関わる温室効果ガス排出量や環境問題が注目されていますが、実はお肉を生産する畜産業もこの問題に大きく関わっています。畜産は生産過程で土地や水、資料などを大量に必要としますし、育てられている動物たちから発生する温室効果ガスも問題になっています。特に牛のげっぷに含まれるメタンガスが二酸化炭素の25倍の温室効果があることが問題視されており、近年牛肉の代わりにベジミートを摂取するようになる人が増加しています。
日本ではあまりなじみのない傾向かもしれませんが、アメリカなどの環境意識が高い国々ではレストランなどでもベジミートを中心に提供するお店が増加しています。環境汚染や地球温暖化に繋がっている牛肉を食べることをやめ、植物由来のベジミートを食べるようになる人が増えてきているのです。
動物のお肉より健康的で栄養価も高い!
ベジミートは動物由来のお肉に比べてヘルシーであるにもかかわらず、栄養価が高いことも注目されている1つの理由です。カロリーや脂質など、健康のためにどうしても減らしたい要素は少ないにもかかわらず、お肉で取りたいタンパク質は豊富であるため、健康志向の人々でベジミートを食べる人が急増しているのです。
昔は味や食感がまずいと感じる人が多かったのですが、近年ベジミートが注目されることで技術が進歩し、お店で牛肉や豚肉などの代わりに提供されるようなレベルになってきました。家庭で料理するためのベジミートもどんどん質が高くなっており、これからますますベジミートを食べる人は増えていくのではないかと予想されています。
いろんな種類がある!
ベジミートは近年技術が進歩してきたことから様々な形状の商品が販売されています。
ミンチタイプ
ミンチタイプは、最も普及しているベジミートの形状でひき肉の形状です。ハンバーグなどひき肉を使った料理に利用することができ、汎用性が高い形状です。
また、ミンチタイプであれば動物由来のお肉との差も感じにくい料理が比較的作りやすいと思います。そのため、ベジミートを食べてみたいけど買うか迷っている人にも挑戦しやすい形状だと思います。
ブロックタイプ
ブロックタイプはその名の通りお肉をぶつ切りにしたような塊の形状になっています。最も動物由来のお肉との差を感じることができる形状ではないでしょうか。
ブロックタイプのベジミートは脂が少ないためあっさりとしており、味付けもしやすいと思います。ぜひ唐揚げやカレーのように味付けをしっかりして食べる料理に挑戦してみて欲しいです!
フィレタイプ
フィレタイプは細い形状のベジミートで、食べやすい食感が特徴的です。豚こま肉が最も近い食感だとされており、生姜焼きや野菜炒めに使って見るのがおすすめです。
加工肉タイプ
チキンナゲットやソーセージ、ハムなど、動物由来のお肉と同じようにベジミートを加工した商品のタイプもあります。味付けもされているため調理する必要を抑えてベジミートを食べることができます。
子供が好きな商品も多いので、お子さんのいる家庭でも挑戦しやすいベジミートが多いです。
美味しいおすすめベジミートメーカー!
ここからは今注目されているベジミートメーカーとその商品を紹介していこうと思います!日本の企業に頑張って欲しいので、今回は日本企業を中心に紹介していきます。笑
1.ネクストミーツ
最初に紹介するのはネクストミーツさんのベジミートです!ネクストミーツさんは2020年6月設立のベンチャー企業ですが、日本で今一番注目されているベジミートの企業です。2021年にはアメリカに上場するなど日本だけでなくアメリカの市場でも普及し始めています。
ネクストミーツさんはベジミートで作ったカルビやハラミ、牛丼などの加工品をメインに扱っており、その味が動物のお肉と比べても美味しいことから注目を集めています。イトーヨーカドーさんではお店に並ぶなど、人気は急上昇しています。
ネクストミーツ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:佐々木英之、以下「ネクストミーツ」)は、株式会社イトーヨーカ堂(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三枝 富博)が運営するスーパー「イトーヨーカドー」の関東圏の11店舗にて、2021年3月29日(月)より、焼肉用代替肉「NEXTカルビ1.1」と「NEXTハラミ1.1」の精肉売り場での販売を開始することをお知らせします。
ネクストミーツの代替肉商品、イトーヨーカドーの精肉売り場で販売開始。気候変動対策の大きな一歩|ネクストミーツのプレスリリース (prtimes.jp)
ネクストミーツさんは「地球を終わらせない」ことをテーマに、代替肉で世界を変えることを本気で目指している環境への意識が高い企業です。
2.マルコメ大豆ラボ
続いて紹介するのはマルコメ大豆ラボさんのソイミートです。名前の通りマルコメさんの中でも大豆を使った健康的かつ美味しい商品を日々研究しているお店です。
マルコメ大豆ラボさんのソイミートは様々な種類があり、乾燥のミンチタイプ、冷凍ハンバーグなどの加工品、レトルトタイプなど商品の種類がとても豊富です。自分が気になる商品を試しに買ってみることができますし、いろんなメニューがベジミートで作れることも分かります。
また、大豆を使ったプロテインデザートなど、ソイミート以外にもおいしそうな商品がたくさんあります。
3.アリサン
続いて紹介するのはアリサンさんのベジミート!アリサンさんは元々野菜などの健康的な食材を扱っているお店で、健康的な商品を我々に届けることを1つのミッションに世の中に様々な商品を届けてくれています。
お湯で戻せばすぐ使える乾燥タイプのベジミートで、保存も調理の下準備も簡単です。原材料は大豆だけなので健康面は安心ですね。
ちなみにアリサンさんはベジミート以外にもオーガニックな健康的な食品を多数扱っているので、健康志向な人には特におすすめです!ベジミートで環境だけでなく健康も意識し出したら、アリサンさんの他の商品も買ってみるといいかもしれないですね!
4.玄米のマイセン
続いて紹介するのは玄米のマイセンさんのベジミートです!他のお店のベジミートは大豆を中心に作っているのに対し、玄米のマイセンさんのベジミートは大豆に玄米粉を混ぜて作られているのが特徴です。
玄米は栄養価がとても高いですし、大豆の高たんぱくと相まって玄米のマイセンさんのベジミートは栄養価が高く、健康的で「高タンパク・低脂肪・低カロリー」なお肉になっています。
玄米のマイセンさんのホームページにはベジミートを使ったメニューがいくつか取り上げられているので、ぜひ参考に作ってみてください!
5.TERRA FOODS
続いては、100%植物肉を使った商品を作り続けてきたTERRA FOODSさんです!昔からヴィ―ガンの方向けに大豆を使用したベジミートを製造していた企業で、様々な種類のベジミートが買えるのが特徴です。
特に他のお店ではあまり見ないソーセージがベジミート由来で作られており、パリッとした食感が再現されているのは企業の努力のたまものと感じました!
お肉だけでなくチーズも植物性由来の商品を生み出しているので、今後も様々な植物由来の商品を生み出してくれるのではないでしょうか!
6.ダイホク
続いてはダイホクさんのベジミートです!北海道産大豆を100%使用しているのが特徴で、国産大豆を使用していることを売りにしていることから手に取る人も多いようです。
また、乾燥タイプのベジミートなので、調理する際は好みの柔らかさに水で調整して料理に使うことができます。
国産大豆や成分にこだわる健康志向の方にはおすすめのメーカーさんです。
7.カゴメ
大手食品メーカーのカゴメさんも、ベジミートを使った商品を取り扱っています。大手が作るベジミートということで、なんとなく安心感を持って買うことができるという人もいるのではないでしょうか。
加工品を中心に扱っており、私が買って美味しかったのがミートソースです。パスタと合わせればベジミートということが気にならずにミートソーススパゲティを楽しむことができました。
他にもミートボールなども扱っているようで、今後より多くの商品を扱っていくのではないかと言われています。
8.三育フーズ
続いては120年を超える歴史を持つ三育フーズさんの大豆ミートです!昔から大豆ミートの開発には取り組んでおり、加工品を中心に何種類かの商品を世に出しています。
三育フーズさんは大豆ミートを使った手に取りやすいレトルト商品が有名です。ハンバーグやミートボールを大豆ミートで作っており、健康にも配慮して添加物などを極力抑えるという配慮も行っています。
「大豆ミートで作りました」というキャッチコピーの主張がとてもインパクトがありますよね。笑
9.染野屋
続いては豆腐屋さんで有名な染野屋さんのベジミート「SoMeat(ソミート)」シリーズです!創業文久2年の豆腐屋さんである染野屋さんが100%植物性のお肉を8年かけて作り出しており、長い時間をかけて完成させたというだけあってかなりレベルの高いベジミートとなっています。
染野屋さんのSoMeatを紹介しているホームページを見てみると、染野屋さんがベジミートに取り組み始めた理由が環境や健康へ配慮していることが分かります。また持続的にSoMeatを食べてもらえるよう、高品質なベジミートを提供することにこだわっていることも伝わってきます。
SoMeatはミンチ上のものから加工品まで種類が豊富のため、自分の好みのベジミートを購入できます。
10.コッチラボ
最後に紹介するのはコッチラボさんのソイミートです!環境や健康に配慮した製品の開発に努めており、ソイミートを始めとする大豆を利用した食品を多々取り扱っている会社です。
コッチラボさんのソイミートは歯ごたえにこだわっており、普通のお肉に負けない食感が魅力的です。形状も様々な種類を用意しているので、自分の好みに合うソイミートを見つけることができると思います!
コッチラボさんのホームページを見ると、ソイミートを使用した料理の作り方が数種類紹介されています!興味がある人は料理を作る際に参考にしてみると良いのではないでしょうか!
まとめ
いかがだったでしょうか?
ベジミートとは植物由来の代替肉のことであり、ミンチタイプから加工品まで様々な種類の商品が販売されています。味も一昔前であればよほどでない限り好んで食べられるものではなかったようですが、技術が進歩した今ではどのベジミートも美味しいものばかりです。
さらに、ベジミートを中心とした食生活を送ることで牛肉の生産に関わる温室効果ガス排出量の削減に繋がります。脱炭素を促進し地球温暖化を少しでも抑えるために、普段食べるお肉をベジミートに変えてみてはいかがでしょうか。
この記事を読んでベジミートに少しでも興味を持った方は、是非一度ベジミートを購入してみたり、ベジミートの食べられるレストランに行ってみて欲しいです!「意外と美味しい!」と感じてもらえると思います。
また、代替肉と同じように牛乳の代わりになるのではないかと注目されているオーツミルクに関しても下記の記事で紹介しているので、興味がある方は読んでみてください!
以上、こだっちでした!
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